今現在のクルマで採用される事はごく稀となってしまったメッキバンパーにメッキグリル。これらが一番多く見られた時代は1960年代である。この時代まではグリルやバンパーの成型材料と言えばダイキャストか鉄しか無く、それらの錆止めの為にメッキ加工が施されていた。1970年代初頭頃には樹脂が技術的にも価格的にもこなれてきて、その加工の自由度と軽さとコストを武器に樹脂パーツが採用されるようになった。1980年代になるとバンパーはボディと完全に一体化したデザインへと変化していき、1990年代後半には衝突安全性能やエアロダイナミクスを追求した流線型のデザイン、ここで近代のクルマのデザインフォーマットが完成する。その歴史の中でメッキバンパーにメッキグリルは過去の遺物と言ってしまえばそうかもしれない。しかしいまだに一部の高級車が採用し続け、そして旧車マニアの心を惹きつけるのも、あの輝きの中にクルマが庶民の憧れだった時代の夢や美意識や高級感を感じるからだろう。
約1年の長期に渡る開発期間の間、幾度にも渡る実車の取材と型の仕様変更、デカールの改修。それらを経て実車の持つ絶妙なカーブを再現したボディと、パーツ同士の照り返しによる光や内部のメカニックまでを表現したデカールで、RCカーボディの表現技法における『芸術性』に挑みます。そしてそこに貴方の創造性を加え『芸術』を完成させてください。
製品情報
◇全長/Length … 443mm ◇全幅/Width … 190mm ◇全高/Height … 139mm ◇ホイルベース/Wheelbase … 259mm
<付属品>
ハイディフィニションデカール、マスキングフィルム、専用電飾メッキライトカバー、メッキフロントバンパー、メッキリアバンパー、メッキグリル
※写真のボディは、塗装完成作例です。ボディ本体等は全て未塗装です。
※本製品には走行用シャーシ、タイヤ、ホイール、電飾LED、ミラー、マフラー、ナンバープレートは付属しません。