トヨタが技術の粋を集めて作り上げたスポーツカー『トヨタ・スポーツ800』、通称ヨタハチはそのキュートなフォルムや580kgという軽自動車並みの車重からは想像も付かない、最高時速155km/hという数字を叩き出したことで世間を驚かせた。そしてこのヨタハチを語る上で欠かせないのが、伝説のレーサー『浮谷東次郎』である。
1965年7月18日、船橋サーキットで「全日本自動車クラブ選手権レース大会」が行われた。東次郎は1,300ccまでのGT-Iクラスにトヨタ・スポーツ800で出場。レース中、ライバルと目されていた生沢徹のスピンに巻き込まれ、フェンダーがタイヤに食い込むというダメージを負ってしまった。ピットイン後、3位から17位へ一気に転落してしまったが、ここから奇跡の逆転劇が始まった。コースに戻るやいなや、怒涛の追い上げで2位へと躍り出た。ついにトップを走っていた生沢も追い抜き奇跡の大逆転優勝を成し遂げた。この時東次郎がマークしたファステスト・ラップタイムは、その日行われたどのレースの記録をも凌いだタイムだったという。この後のGT-IIレースでも優勝し、浮谷東次郎の名が一気に知れ渡ることとなった。
しかし、その翌月8月20日、三重県の鈴鹿サーキットで練習中コース上を歩いていた2人の人を避けた後、水銀柱に激突、東次郎は車外へと放り出され両足骨折や頭部強打などの重傷を負った。翌日21日、脳内出血により東次郎は23年という短すぎるも濃密な生涯を終えた。
GOOSEの第一弾として登場したトヨタ・スポーツ800にレーシングデカールが付属し、『浮谷東次郎仕様』として新登場!現在でもファンの間に語り継がれている伝説の名勝負の主役がここに蘇る!
<グースシャシーテクニカルデータ>
●ホイルベース … 210mm ●車幅 … 160mm ●全長 … 325mm ●ロードクリアランス … 3mm〜8mm
●重量 … 1050g(ボディ除く) ●駆動方式 … 後輪駆動
※シャーシ組み立て済み
※バッテリー、モーター、RC装置は別売
<トヨタ・スポーツ800 浮谷東次郎仕様 ボディデータ>
●全長/Length : 380mm ●全幅/Width : 162mm ●ホイルベール/WheelBase : 210mm
●付属品/With : ハイディフィニションデカール、マスキングフィルム、専用電飾ライトカバー
※写真のボディは広告用に塗装されています。実際の製品は未塗装のクリアボディとなります。
※本製品に付属するホイールは標準タイプ白色になります。広告用見本はオプションホイールHSタイプにシルバーの塗装を施したものです。
※本製品にはマフラー、電飾LEDライトが付属しません。
※本製品はトヨタ自動車株式会社より正式ライセンスを取得しています。